今年の5月頃、小学6年生と3年生の子供が、釣りをしたいと言い出して、東京湾の若狭海浜公園に連れていったはいいが、全く釣れず。これでは釣りの楽しみがわからない(釣り初心者の私は今でも分からない苦笑)と思い、ならば釣り堀はどうかと、東京からふらっと行ける釣り堀。しかも海の魚が釣れるとこを探してみた。
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J’sフィッシング城ヶ島
まず候補にあがったのは、神奈川県三浦市三崎町城ヶ島にある、J’sフィッシング。ここは1~3時間の時間制で釣り放題。もちろん捕った魚はすべてお持ち帰りOK。防波堤から歩いていけて、トイレも綺麗らしい。初心者にぴったりと思い、ネット予約しようと思ったら9:00からコースはいっぱいで13:00からのみ。さすがに真夏に13:00からは、、ということで断念。みうら海王
こちらが元祖海上釣り堀?J’sフィッシングと同じ三浦市三崎町にある、みうら海王。ここは7:30から船で移動して、8:00~13:00までたっぷり釣りの楽しむことができる。もちろんお持ち帰りOK。3回放流するので、釣れるチャンスもありということで、みうら海王に電話すると、あっさり予約OK。持ち物
みうら海王に行くことに決まったが、とにかくホームページでは情報が少ない。釣り初心者の私は、なにを用意すればいいのか不安だった。手ぶらOKと書いてある割に、釣りをするにはこれは常識みたいなところがあるからだ。体験者として記録。
● 釣竿 → 1本1000円で借りれる(現地に着いてから借りる)
● エサ → 買っていくほうが割安だと思うけど、初心者はあえて用意しないほうがよい。えび、練り餌、いわしなど3袋セット1500円程度で購入できる。放流するときに、このエサのほうがいいよーと言ってくれたときに対応しやすい。
ちなみに現地で用意してくれる練り餌
● クーラー → 釣れなくてもお土産で2匹はくれるので、3人でいくなら最低でも6匹は必ず持って帰る。40Lくらいの発泡スチロールのクーラーを用意すればOK。もって行かなくても購入できる。(金額は不明、J’s フィッシングだと15Lで980円)大きくて安いのを購入しておくとよい。
● 保冷用の氷 → 中途半端に持っていくならなくても良い。クーラーボックスに魚を入れるときに氷を入れてくれる。魚7匹持って帰るのに買った氷は300円だった。
● プライヤー針はずし → 釣ったときにエサを飲み込んでしまったときに、針をはずすのに使う。現地で1000円払うと貸してくれる。返すと1000円戻ってくる。必ずいるので用意する。
● ハサミ → 100均にあるようなキッチンバサミでよい。魚が針を飲み込んでしまったときに、ムリにプライヤーを使わないで釣り糸を切ってしまうことが多いため。必ず持って行く。
● 軍手 → 直接魚を持つと危ないため。ただ実際には軍手をして釣りをしていないし、釣ったときには網で捕まえるから使わなかった。
● 釣り針、釣り糸 → 鯛狙いなら10号、青物(カンパチ)には13号が良いらしい。基本10号をつけた。針と糸がついて簡単に取り付けれるものが現地で購入可能。たしか5個入り300円。
● イス → スペースが限られているのでコンパクトなイスがあると便利
● バケツは不要 → 捕まえた魚を入れておくネットのようなスペースが用意されているのでバケツは不要
服装
海釣りといえばウィンドブレーカーやベスト、キャップというイメージだが、日差しや風の対策があれば特にどんな服装でも問題ない。夏だったので、Tシャツ、短パン、キャップで行った。足元はサンダルなど濡れてもいいものが良い。子供はライフジャケットがあったほうが安心。もしなくても貸し出ししてくれる(無料)。
集合場所
HPには、うらり1Fで受付、7:00集合、7:30に出船と書いてあるが、どこにクルマを止めて、どこから船が出るのか説明がない。参考までに、受付場所、一番近い駐車場、船が出る場所を赤丸した。この駐車場は込むので入れれば先に入るとよい。6時間以上は同じ料金。受付でお金を払うと、首から下げるプレートが渡される。借りたり購入は釣り堀に行ってから。
船の移動が楽しい
防波堤から歩いていけるJ’sフィッシングと違い、みうら海王は、船で5~10分移動をする。多いときは2隻の船を2往復する。遊覧船とまでは行かないが、船で移動するのは新鮮、風も気持ちがいいし、子供たちは大喜びだった。ちょっと得した気分だ。
いよいよ到着
船が到着すると、釣竿の貸し出し、エサ、釣り針の購入などをする。こまかく言わなくても、エサと釣り針3人分などと言うと、スタッフの方が用意してくれる。準備がすむと、場所を決める抽選となる。初心者たちは、イケスを指定され、集められる。その中で位置の抽選をする。場所は風上がいいらしい。
初心者にも安心
まずルールや基本的な釣り方などをレクチャーを受ける。初心者のイケスでは、ほぼ常駐でスタッフがいて、釣りのコツや、針が引っかかったときの対応など、困ったことがあれば全部やってくれる。しかも仕事的なスタッフではなく、釣り好きのいかついお兄さんが優しくおもしろく盛り上げてくれる。スタッフ同士も仲が良く、いっしょに参加してくれるような感じだ。お兄さんたちがいるおかげで、困ることは何一つない。聞けばすべて教えてくれるし、助けてくれる。初心者には非常に助かる存在だ。他の釣り掘を知らないが、こんなに手厚いサービスがあるのだろうかと思うくらいだ。
思ったより釣れる
みうら海王は釣れないとか、いろんな記事も見たが、子供たちも鯛を3匹から、少なくても1匹は釣れた。いかついお兄さんたちのおかげなのは言うまでもないが、放流タイムがポイントだ。1日に3回放流をしてくれる。今回は鯛だぞとか、今回はカンパチだぞとか。エサはこういうエサがよくて、針は○号がいいぞとかも言ってくれる。私たちは言われるがまま、用意をして待つ。やはり放流される魚は元気がいいのか、警戒心が薄いのか、バカバカ捕れる。ただ放流されたもの以外を捕るのは、非常に辛抱強く待つ必要があるように感じる。(釣りとは本来そういうものだと思う)
13時までは帰れない
3回の放流が終わり、全体的にあたりがなく、おちついてくる時間帯。いくら待っても釣れないので、だんだん子供たちも飽きてくる。船で移動するには、ある程度の人数がいないと動けないので、13:00までは狭い場所でやり過ごすしかない。当然、釣り以外にすることはないので、子供たち5時間は長かったかなと思う。
片付けもラクラク
12:00くらいになると、0~1匹しか釣れなかった人へ2匹になるように鯛がもらえる。13:00近くなると、釣った魚を持っていくとすべて締めて血抜きをしてくれる。その後、持ってきたクーラーボックスに入れると、適量氷を入れてくれる(氷300円)。あとは船に乗せて持ってかえる。
船から見た片付けの様子
まとめ
みうら海王は、決して綺麗でもないし、金額もまあまあするが、レジャーとしての満足度は高い。顔はいかついが優しくノリがいいスタッフさんたちのおかげで、初心者でも、子供でも不安なく楽しめた。唯一不満があるとすれば、針が底網に引っかかってしまうことが何度もあったことだ。もちらん釣りかたが悪いと言われれば、その通りかもしれないが、子供たちも1度や2度ではなく、竿をたらす→引っかかる→針を付け直しの繰り返しで飽きてしまった部分もある。なにかいい方法はあったのかなとネットを見ていたら、なんと「根がかり等をしにくい特殊なイケス」というのを見つけてしまった。やっぱりそういう声はあったんだと思う。しかも、そのイケスはJ’sフィッシングだった。なるほど、初心者はどこまでいっても初心者のままである。