ECサイトやSHOP運営で必ず出てくる話。運営者は実質割引率を理解しておこう。
計算のしかた
実際に支払った価値と得た価値を割合で表現し、1(100%)から引き算することで実質割引率を計算します
10%OFFの実質割引率
900円を支払い、1000円の商品を得る
支払った価値=900
実際に得た価値=1000
900÷1000=0.9
なので、実質割引率は 1 – 0.9 = 0.1
実質割引率は10%
10%ポイント還元の実質割引率
支払った価値=1000
実際に得た価値=1000+100
1000÷1100=0.909・・・ → 0.91とする
なので、実質割引率は 1 – 0.91 = 0.09
実質割引率は9%
なので「10%OFF」のほうがお得であると言える
20%OFFと10個につき2個サービスではどっちが得?
20%OFFの実質割引率
定価1000円のものを12個購入するとする
9600円を支払い、12000円の商品を得る
支払った価値=9600
実際に得た価値=12000
9600÷12000=0.8
なので、実質割引率は 1 – 0.8 = 0.2
実質割引率は20%
10個につき2個サービスの実質割引率
定価1000円のものを12個購入するとする
10000円を支払い、12000円の商品を得る
支払った価値=10000
実際に得た価値=12000
10000÷12000=0.833
なので、実質割引率は 1 – 0.833 = 0.167
実質割引率は17%
なので「20%OFF」のほうがお得であると言える
表記による数字のマジック
タウリン1000(mg)配合
タウリン1(g)と同じだが、たくさん入っているように見える。
ノンアルコールビール ALC0.00%
0ではなく、0.00とすることでアルコールはまったく0ということを強調している。
レモン1個分のビタミンC
ビタミンCが20(mg)より酸っぱいレモンのイメージでよりビタミンが入っているように感じる。
まとめ
キャッチコピー、バナーの形、ボタンの色、値段の付け方、ちょっとしたデザインや言い方により、売り上げが左右されるのは言うまでもない。商品の値引きは最後の手段として、商品の売り込みかたに一工夫してみてはいかがでしょうか。